JCに入ってよかった、トドクラブに入っていてよかった。
広島で育ち、小田原に来て、28歳のとき、JCのメンバーとさせていただき、いろいろな、業種の方と、知り合う事ができ、地域貢献、国際貢献にたずさわらせていただきました。井の中の蛙になりがちな歯科医療の現場から、視野を広く持たせていただいたこと、とても感謝しております。
この原稿の依頼をいただいて、今までの、JC生活を走馬灯のように思い出しながら、懐かしさで、胸がいっぱいになってきました。「伸ちゃんなにやっとんや」「おい、伸公、ついてこい」「あのな、伸ちゃん、世の中の常識はこうやで」「伸公、おまえは、歯医者しかできんのー」「さすが、伸ちゃん」、先輩、同僚、後輩からの、様々な、叱咤激励は、「はっ、」と気付かせていただき、私の人生に大きなウェートを占めています。本当に感謝感謝です。

先日、83歳のお誕生日を迎えられた患者さまが、定期健診にお見えになって、「もうすぐ先生のおっしゃっていた90歳、この20年間、先生の言葉を目標にしてきたんですよ、どうでしょうね?」と、にこにことお話しくださいました。
20年前開業当初から、「90歳になっても、自分の歯で食べるんよ」と、患者さまにお声をかけ、歯みがき指導をしてきていたのです。
「さあ、今からは、100歳めざすんよー」目標の更新です。
この20年間に、私自身の医療の目標は、10年アップしていたわけです。
「予防歯科」「虫歯リスクを減らそう」「虫歯リスクをケアーするために」と言う言葉、コマーシャルでも最近耳にするようになってきました。「削ってつめる」外科治療から「自分のお口の状態を知り、健康を守り育てる」予防歯科医療へと変化しているのです。歯科医療のアンチエイジング、健康な人のさらなる健康も指導するプラスの医療、究極の予防医学なのです。
ほたるだ歯科医院では「100歳になっても元気なおじいちゃん、おばあちゃんをめざして、こころと、からだと、お口の健康を守り育てよう」の気持ちをスマイルエイジングと称して、予防歯科医療の進化発展に研鑽しております。
私自身、オーラルフィジシャン(口腔内科医)第1期生としての研修を修了し、歯科衛生士とともに、だ液検査で細菌量やだ液の分泌量を測り、虫歯や歯周病のなりやすさをレーダーチャートで示す工夫やお口の中の写真をとることにより、継続的な口腔衛生管理でどれだけ改善できたのかをわかりやすく伝えるようにしています。メディカルトリートメントプランと呼んでいます。
予防歯科医療の発展に歯科衛生士をはじめとする女性スタッフの協力は、とても必要なチームの力です。ほたるだ歯科医院力を高めるために、改革と緩やかな進化を念頭に、変化を楽しめるたのもしいスタッフとともに 毎日の診療を楽しんでいます。患者さまとスタッフと私とのチームワークにより、はじめて、よりパーソナルホスピタリティーな歯科医療が実現するのです。

地域社会に貢献し、世の中のリーダーであるJCメンバーのみなさま、ぜひ、私といっしょにスマイルエイジングしましょう!

一寸木君、理事長おめでとうございます
地元の「ほたるだ」の仲間の、理事長就任は、とてもうれしい!
応援しています。

6月16日(木)午後1:30?3:00、小田原市保健センターにおきまして『歯の調子、いかがですか?』をテーマに、私 山下伸司が、お話しさせていただきます。ふるってご参加をお願いいたします

2005年5月25日
猪突猛進の会 山下伸司



神奈川県歯っぴい家族コンクール

表彰会場

小田原代表として出場なさいました 患者さまが
みごと輝かしい成績をおさめられ大拍手となりました。おめでとう!

コンクール当日、ドキドキしながら待っていましたわたくしのところに、
いの一番、とどいたメールをおしらせしましょう!

お陰さまで結果は「優秀賞」(最優秀賞の次点)でした。
2年前の初回は「優良賞」でしたので家内の喜びはひとしおでした。
現在は少数子化で親は子供を大事にする時代です。
お勉強、習い事・・・加えて子供の「歯」も気にするご時世になります。
今後は山下先生の「ほたるだ歯科医院」から最優秀賞を出してほしいです。

今回は2回目のコンクール出場でしたね?

そうなんです。
前回、最終選考の九人に選ばれたにもかかわらず
入賞をいただけなかったことがとても残念でした。
内緒ですけど、じつはそのとき、「2年後にかけよう」って思っていたんです。
この2年間は、そのくやしさをバネにしてがんばっていました。


どんなことがんばっていらしたのでしょう?

かかりつけ医として、先生に定期的な健診をしていただきながら、
虫歯にならないことを前提に、
たとえ、おやつは食べてもケアするように心がけました。
こどもですから、精神的な安定を考えるとおやつなしはかわいそうな気がしましたので。
おやつ大好き家族なんです。

どんなケアですか?

ハブラシ、デンタルフロスをかかさず、夜はかならず仕上げみがきをしました。
ガムはキシリトール100パーセントにしていましたし、
寝る前にはフッ素入りのうがいくすりをして寝ました。

仕上げみがきはお母様が?

はい。こどもはそれぞれ自分の生きる力を育みながら大きくなります。
母として、その力の源になる健康は守ってあげたい。
中でも「歯は親の努力で守れる」と信じていましたし、
だからこそ、守ってあげたいと感じていました。

母の愛ですね!衛生士の鏡!衛生士冥利ですね!

へへ。わたし、かんごふさんになりたかった。
こどものころとても虫歯ちゃんだったんです。
歯医者さんもこわくて。
にもかかわらず、こどものころから歯医者さんとは
きってもきれないこどもだったんです。
歯が痛くて学校休んじゃったこともあったくらいです。
だからこそ、いろんな人を守ってあげたい。
わたしだからこそ、わかることもあるんじゃないか?と。
ぜひ衛生士になりたいって思いにつながっていたように思います。

夢が実現ですね?

そうですね。結婚するときも、主人の歯がとってもきれいだったことは幸運でした。

そう、そう、今回はなんといっても息子さん思いの優しいパパが大活躍だったのですよね?

パパが足をひっぱらないように、
定期的なエアフローにスケーリング、直前のチェック!!
先生にお世話になりました。
今回、この賞をいただいたことで、パパはいままで以上に、
とても口の中のことに興味がでてきたみたいです。
鏡をみながらのハブラシやデンタルフロスもかかさなくなり、
イオンの出るハブラシを自分で見つけてきて、
朝夕のハブラシタイムがたのしそうに長くなりました。

ご家族そろっての8020も夢ではありませんね!さあ、次の目標は?

いままで、とても努力して、
母として衛生士として、こどもの仕上げみがきに心がけてきました。
これからは、すこしづつ、じぶんでみがくくせをつけてほしいって思っています。
こどもたちがじぶんの力で自分の歯を守り続けていってほしいです。
まず、くちゅくちゅの赤染めをして、じぶんでみがいて、
「おかあさんにみせて!」そして、やっぱり仕上げみがき。

歯を守ってゆくのにポイントって何でしょう?

そうですね、デンタルフロスと寝る前のフッ素入りうがいくすりは効果があると思いますよ。

衛生士という職業を磨きながら、
母として妻として、ひとりの人間として、充実して生きている姿に感心しました。
歯科衛生士やすべてのスタッフをパートナーとして、
歯科医師として歯科医療にたずさわっているわたくしはなんとしあわせなことでしょう。
これからも心をひきしめて、楽しんで、
患者さまの歯の健康を守り続けてゆきたいと心からねがっています。


海外歯科レポート

モンゴルのゲル

歯科医師の習性でしょうか
どこへ出かけてもいろいろな人の口の中が見てみたくなります

“Excuse me” 口の中をのぞかせてもらっています
へんな奴っておもわれているかも・・・でも 行った国々の方は ほんとに親切
日本ではさほど違いを感じることはない口の中ですが 海外に出るととても面白いなあと興味をひかれます

2001年の夏、モンゴルに行って来ました
ウランバートルから東へ210km ヘルンリ川沿いの ムングモリト
(ジンギス・ハーンの生まれ故郷といわれています)という場所です

上の写真は宿泊したゲル(白いテント)の前でぐるっと一周パノラマ撮影した写真です

夜 流れる星や 天の川 たくさんの星々 周りが真っ暗なので
「星が降る」 「星が手に取るように見える」を実感させていただきました
行った翌日から 毎日 馬に乗って 西の丘へ 東の湖に 北の小さな町へ 南の川を渡ってハイキング・・・

現地に着く前の私の予想では カリエスフリー(虫歯ゼロ)の国かなと思っておりましたが
予想は違っていました

9歳のお姉ちゃんと8歳の弟くん
お姉ちゃんは 下顎の右の六歳臼歯の虫歯の進行状況が C2〜C3と思われました

モンゴルの姉弟 モンゴルの女の子 モンゴルの男の子

お世話をしていただいた方は、60歳ぐらいで元モンゴルの軍隊のナンバー2だった方だそうです
上顎の入れ歯を拝見させていただきました
軍の病院の歯科で作ったそうです
モンゴルでは 入れ歯を持っていることが 珍しく とても貴重なもののようでした

モンゴルのおじさん モンゴルの入れ歯

40歳ぐらいの女性の方 右下の奥から2番目の歯、痛みはないのかと心配いたしました

モンゴルのおばさん 

そうそうモンゴルに行ってびっくりしたことがありました
ツアーでご一緒させていただいた平野さん(「のぼらん会」という山仲間の会の発起人の方)
80歳すぎでモンゴルのツアーに参加され
みんなと馬に乗って楽しんでいらっしゃいました
今でも 毎年 5月にはカヤックで沖縄無人島探検ツアーにも参加されているそうです
みなさんも お口の健康とともに すばらしい80歳を迎えようではありませんか

モンゴルで乗馬 モンゴル記念写真